JIRAA検定(産業用)は、ISO-22846(国際標準ロープアクセスシステム)に準拠たトレーニングと運用を行う、世界で通用するロープアクセスの教育プログラムです。
ロープアクセス技術は、1992年IRATA(国際産業用ロープアクセス協会)がイギリスで設立されて以来、ロープアクセス技術の安全性が認められ2013年に国際標準化機構(ISO)で規格化されるまでになりました。
JIRAAは、それを受けて日本でも国際社会に認知されるロープアクセス技術の普及を目的として活動しています。

JIRAA検定は、全国の認定会場で受講可能です。

ロープ高所作業特別教育・墜落制止型フルハーネス特別教育も同時に取得できます。(※別途申込みが必要です。)

※ 検定試験に合格すれば、以下のものが発行されます。

◎ 認定カード  (プラスチック写真・名前入り:裏面)

◎ 資格プレート (ステンレス)

◎ 証明証    (A4サイズ)

◎ 特別教育終了証(ロープ高所・フルハーネス含む)※ 別途お申込みが必要です。

◎ カリキュラム (各レベルLevel 1/Level2/Level3  共通)4日間のトレーニング後1日の検定 合計5日間
月曜日~木曜日 トレーニング(座学含む) 朝9:00~17:00
金曜日     実技試験         朝9:00~
合格すると、JIRAAに登録され、認定証が授与されます。

◎ トレーニング受講費 講習費

1日    ¥25,000-

通常講習の場合、4日は必要です。

月~木 4日間です。

◎ 検定費 初回    ¥25,000- (※ 不合格となった場合、再検定費は¥15,000- )
◎ 各レベル毎の講習内容 Level 1 ロープアクセス技術 基本技術全て 基本知識全て
Level 2 個人レスキュー技術
Level 3 高難易度レスキュー+チームレスキュー
◎ 受講要件 満 18歳以上ならだれでも 安全に高所作業できる健康状態(自己申告)

通常講習+検定費用は、4日間のトレーニング後、検定となりますので、¥125,000-となります。

会社単位で受講カリキュラムを組む事もできますので、お問い合わせ下さい。

装備は、全て会場にありますので、動きやすい服装のみでお越し下さい。

IRATA・SPRATのレベル1と同等の内容です。ロープアクセスの基本動作が全て含まれています。

通常は、JIRAA公認インストラクターの下で最低4日程度(連続でなくても良い)のトレーニングが必要です。

トレーニング後、実技検定がありあます。

Level 1 基本知識
 装備の装着法方・器材の知識・点検の知識  Assembly of equipment & buddy check
ロープの知識・種類
バックアップデバイスのクリアランス Back-up devices
スリングの知識・使用方法
カラビナの知識・使用方法
落下係数についての知識
Level 1 基本動作
下降器による登下降 Ascent Descend Using a Descender(ID)
チェストアッセンダーによる登下降 Ascent Descend Using a Ascender(Croll)
下降器からチェストアッセンダーへチェンジオーバー Change over(ID → Croll)
チェストアッセンダーから下降器へチェンジオーバー Change over(Croll → ID)
リアンカーの通過 Passing a Small Re-Anchor
ロープtoロープ Rope to Rope Transfer
ディビエーションの通過 Passing a Deviation
パスノット Passing Mid-Rope Knots
ディフィカルトエッジの通過 Edge obstruction at the top
水平エイドクライミング1:Fixエイド Horizontal Aid Climbing(Fixed anchor)
水平エイドクライミング2:ムービィングエイド Horizontal Aid Climbing( Movable anchor)
フォールアレストクライミング Climbing with fall arrest equipment
リストレインについての知識 Restraint system
 Level 1 ベーシックレスキュー基本動作
基礎レスキュー1:横並び(別ロープ) Rescue from descent mode
基礎レスキュー2:同ロープ下からアクセス Rescue from descent mode
基礎レスキュー3:同ロープ上からアクセス Rescue from descent mode
  Level 1 ベーシックノット・リギング
ノット基礎講習 Knots and rope handling
リギング基礎講習 Y-hangs (smal Rigging)
Basic anchor system (Rigging)

 

IRATA・SPRATのレベル2と同等の内容です。

通常、JIRAA公認インストラクターの下で4日程度の講習が必要です。検定は別途1日必要です。

Level 2  レスキュー技術
ピックオフレスキュー Rescue from ascent mode(Pick off Rescue)
リアンカーレスキュー(スモール) Passing a small re-anchor with a casualty
ディビエーションレスキュー Passing a deviation with a casualty
エイドクライミングレスキュー Rescue from aid climb
ロープtoロープ レスキュー(乗換のみ) Rope-to-rope transfer with a casualty
ホーリング&ロワーリングシステム hauling and Lowering system
ハンギングホール エキストラロープ使用 Hanging Haul
クロスホールレスキュー Cross Haul Rescue
フォールアレストクライミングレスキュー Fall Arrest Rescue
 Level 2  必須ロープアクセス技術
縦エイドクライミング Vertical aid climbing
ワイドリアンカー通過 Passing a Wide Reancor
プルスルー・上から   プルスルー・下から Pull through
スローラインを使用したアクセス  Throuw line Access
 Level 2  必須リギング技術
ワイドYハングの作成と知識 Y-hangs (wide)
エッジのリスクと対策法(リギング)
リアンカー・ディビエーションの作成 Re-anchors Deviation  Rigging
テンションラインの張り方・倍力基礎知識 Tensioned lines Rigging

 

IRATA・SPRATのレベル3と同等の内容です。

通常、JIRAA公認インストラクターの下で4日程度の講習が必要です。検定は別途1日必要です。

 Level 3  レスキュー技術
ワイドリアンカーボトムレスキュー Re-anchors (Wide)/Botom Rescue
 ロープtoロープ レスキュー(Mid) Rope-to-rope transfer with a casualty(mid)
パスノットレスキュー Pass knot Rescue
ショートリンクレスキュー(カラビナ2枚) Rescue from aid climbing short connection
カウンターウェイトレスキュー Counter weight Rescue
バーティカルエイドレスキュー Rescue from vertical aid climbinb
ディビエーション(バイパス)レスキュー Bypass Rescue
ベーシック装備によるレスキュー Basic equipment Rescue
  Level 3  チームレスキュー技術
テンションラインレスキュー Tention Lines Rescue
RIG4レスキュー Keel Haul Rescue
応用チームレスキュー Team rescue
 Level 3  管理技術
リスクアセスメント Risk Asessment